職員の読書日記 職員の読書日記

このページでは、職員の読書日記を紹介いたします。
発達協会の職員である私たちが、出会った本の感想などを紹介するページです。


第42回

「おうちでタッチケア「ぐるーみん」
      −発達障害の子どもの体と心をほぐすプログラム」

三宮華子/著 学研教育みらい/出版社 1,540円(10%税込)


公益社団法人 発達協会 療育部  鷲山杏奈(言語聴覚士)

療育の場で関わる多くの子は、体の緊張が高く、力が入っています。筆者は、リラックスを目的に力緩めやストレッチを行っていますが、ご家庭でも力を緩める方法はないのだろうかと思っていた時に本書に出会いました。 著者である、三宮華子さんは、整体師として活躍されています。ご自身のお子さんが発達障害であることから、障害を持った方へのケア「ぐるーみん」を編み出しました。

「ぐるーみん」とは、動物の「グルーミング」をイメージした名称で、障害のある方のケアを家で出来るようにと考案された、リラックスと心身を整えるケアの方法です。

“ケア”や“身体を緩める”などと聞くと、整体やマッサージなどで凝り固まった部分をしっかりとほぐすなど知識がないと難しいイメージがありますが、特別な準備は必要なく、布団のなどの上に寝た姿勢で行うことができます。所要時間も5〜15分と取り組みやすい設定です。

本著には、“絵本の読み聞かせをする気持ちで行う”と記されています。家で親子共にゆったりと過ごすひと時が、お互いに癒しの時間となると良いでしょう。子どもへ関わる人、特に親御さんは、日々の生活の中で常に気を張っていて、息抜きの余裕がありません。一緒にリラックスする時間をつくることで、ケアをするみんなが、「ラク」になることを目指しています。

心も体も疲弊しやすい、このご時世に、自分を含めた大切な家族の心身を「ラク」にしてくれる方法が満載。今だからこそおすすめしたい1冊です。

多くの写真や実例が載っており、取り組みやすい構成となっています。




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