活動内容

発達にハンディキャップをもつ人たちの社会的自立の促進を目的とし、さまざまな事業を行ってきました。事業としては、大きく①医療事業、②療育事業、③啓発事業の3つにわけられます。

①医療事業

医療事業では、発達障害児・者の地域生活を医療面からサポートすることを目的として、家庭、保育・教育の場、職場、療育・相談機関と連携をとりながら診療活動をしています。発達障害児・者のご家族の健康をサポートしているのも特徴のひとつです。また、リハ科では言語聴覚士などが、言語訓練やコミュニケーションに焦点をあてた指導・相談を行なっています。

 

②療育事業

療育事業は、当協会の母体とも言えるものであり、さまざまな発達障害を抱える子どもたちの指導・相談にあたっています。運動・認知・言語・身辺自立などのつまずきに対し、家庭と協力しながら指導に取り組んでいます。通所する子どもたちは、当初幼児が中心でしたが、現在は幼児から青年までの年齢層に広がっています。また療育OB・OGを対象に青年学級を開催し、青年・成人期の余暇活動の充実を図っています。なお療育の利用児者数は開所当時(1976年)は18名でしたが、年々増え続け、2004年は約700名となりました。
療育事業は、4つの指導室で構成され、各指導室ごとに特色がありますが、その指導目的が「将来のさまざまな形での自立」であることは共通です。

 

③啓発事業

啓発事業では、出版・研修・調査研究を実施しています。月刊誌「発達教育」のほか、書籍や教材ビデオを発行しています。研修事業では、専門家や家族を対象に、実践セミナーや実技講座などを毎年開催しています。これらは主に開発科が担当しています。
このほか、関係諸機関・施設からの要請に応え、職員が講師となり、年約50回の講演活動や教育機関での講義を行なっています。また、都内5区約300ヶ所の保育園や学童クラブでの巡回相談も行なっています。それとともに、関係専門職の方々の見学や学生の実習を受け入れています。

 

*青年・成人期のための事業

なお、これまで青年・成人期のための事業として、就労援助や職能開発を目的とした小規模作業所の運営を行なってきました。この作業所ですが、昨年の法改正により、社会福祉法人の認可を受け、その法人の事業として独立することになり、社会福祉法人「さざんかの会」ワークハウスペガサスという名称に変更になりました。


*貸借対照表

  2016年度貸借対照表
  2017年度貸借対照表
  2018年度貸借対照表
  2019年度貸借対照表
  2020年度貸借対照表
  2021年度貸借対照表
  2022年度貸借対照表


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