リハビリテーション室(略称:リハ室)
リハ室では、毎日おおむね6名の言語聴覚士がいます。
各種の発達検査や知能検査(*1)を実施し、言語や認知能力の把握と今後の指導の方向性について評価(*2) をします。
また、コミュニケーション訓練(*3)や認知・言語訓練(*4)、構音訓練(*5)を行います。
その他(*6)、各セラピストが発達協会での療育指導の経験を活かし、身辺自立や日常生活動作技能の指導に関する助言、心理カウンセリング的な対応、福祉制度に関するご相談もお受けしています。
*1 実施している主な検査:
新版K式発達検査、田中ビネー検査、WISCⅣ、WAISⅢ、K-ABC-Ⅱ、ITPA、<S-S法>言語発達遅滞検査、構音検査
*2 評価:
検査実施報告書を作成し、その日の検査の様子や結果から考えられる特徴や得意苦手などについてお伝えしています
*3 コミュニケーション訓練: 有している言語能力を活かして、人と関わっていく上で大切なことばの使い方や態度面について、適切な行動を経験する場を提供します
参考資料:月刊「発達教育」2010年5月号「発達を促す学習課題とその進め方:相手に伝える力を伸ばす」*4 認知・言語訓練: 今の言語理解・表現力を把握し、伸ばしていきます。また、家庭における促し方の例をご紹介していきます。 併せて、ことばの発達を支え、生活を容易にする視覚認知面の発達についても促します
参考資料:月刊「発達教育」2009年5,6月号「発達を促す学習課題とその進め方:表現の力を育てる」*5 構音訓練: 特定の音が発音できない場合に、その音の出し方を練習します
*6 この他、発達協会の療育において積み重ねてきたトイレットトレーニングなどの身辺自立面、お箸の使い方やボタンの止め方など日常生活動作の技能面のステップや指導に関するご相談もお受けいたします。また、ご本人の悩み相談や保護者の方の子育て上のご相談、福祉制度のご紹介などに関するご相談をお受けしています。